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【官軍塚】心霊スポット概略

・心霊スポット名:官軍塚-かんぐんづか
・住所:千葉県勝浦市川津
・ジャンル:戦跡・史跡
・説明:

昼間の晴れた時には、その絶景さも見事な勝浦市川津の官軍塚。
その官軍塚の歴史は、この素晴らしい景色とは正反対のとても重い物語がある。

私の文章で詳しく書くよりも、現地に掲示されている立札を参照した方が、より説得力があるので、そちらを引用させていただく。


・千葉県指定史跡

「官軍塚」

勝浦市川津

昭和38年5月4日指定

慶応4年(1868)から明治2年(1892)にわたる戊辰の役で、旧幕府の海軍副総督・榎本武揚は、北海道函館に拠って官軍に最後の抵抗を試みた。
しかもその勢いは、はなはだ盛んで維新政府から鎮圧を命じられた津軽藩は容易に平定する事が出来なかった。
そこで津軽藩主の実兄が熊本藩主であった縁もあり、肥後から寺尾九郎右衛門を長とする350人が援軍として北海道へ向かったのである。
しかし、明治2年1月3日夜、援軍は房総勝浦川津沖で大暴風雨に遭って難破し、200余人の死者を出すという大惨事となった。
官軍塚は、この時遭難事故の救助に当たった地元津川の人々が、遭難者の冥福を祈って埋葬供養した場所であり、明治維新史を具体的に物語る資料である。

千葉県教育委員会
勝浦市教育委員会


というとても悲しく重い歴史を持ち、また当時の地元住民の死者に対する心優しい配慮も見えてくる。こと“心霊スポット”として考えるならば、確かにこれだけの“素材”が揃っているならば霊的な現象が起きても、何ら不思議はない気がする。

しかし、かつて明治維新の時に起きた、この悲しい事実を知りつつ、この官軍塚へ、足を運ばれたのならば…霊の出現に注目するよりも、この難所と言われる川津沖で、荒波に揉まれ雨風にさらされつつ、荒れ狂う海に投げ出され亡くなっていった死者へのご冥福を祈りたいものである。

心霊スポット地図

心霊スポット動画




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心霊スポット【官軍塚】現地写真

心霊スポット:官軍塚

官軍塚の解説ページなどでよく見るアングルだ。
左の青白い光が妙である。

心霊スポット:官軍塚

官軍塚の案内板。
上記の説明文は、ここから引用している。

心霊スポット:官軍塚

周辺には石碑など様々な物が設置されていた。

心霊スポット:官軍塚

官軍塚までの道中には、この様に見事な姿の廃車が。
といって官軍塚とは全く関係がないのだが掲載してみた。

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