【おせんころがし】心霊スポット概略

・心霊スポット名：おせんころがし-おせんころがし
・住所：千葉県勝浦市大沢
・ジャンル：史跡・事件
・説明：

ＪＲ外房線、行川アイランド駅から南に徒歩１０分ほど進むと、広大な太平洋と切り立った断崖絶壁に辿り着く。
そこが勝浦市の歴史文化財にも指定されている「おせんころがし」である。
ここではこんな悲話が伝えられている。

はるか昔の土地の豪族古仙家に、おせんという一人の娘がおり、その父は強欲非道な人物であった。
父を改心させようと説得してきた娘おせんであったが、結局改心させることは出来ず、この断崖から身を投げ死をもって諫めたと言い伝えられている。
またこの逸話には諸説あり、病のために仕事ができず年貢が納められない父が代官に殺されそうになり、哀れに思ったおせんが、身代わりになったとも伝えられている。
そんな悲話の残る現地には、現在おせんを偲ぶ石碑が建てられている。

またこの地では、昭和の初期のころにレイプ魔により女子供が惨殺され、挙句の果てに崖から死体を投げ捨てたという残忍な事件が起き、近年では誘拐殺人事件の舞台となり、付近のトンネルで少女が殺害されてもいる。
多くの惨劇を生んだこのおせんころがしでは、訪れたものが突如頭痛になやまされたり、奇妙な写真が撮影されたという実例が聞かれる。
また殺害現場となったトンネルでも、悲痛な呻き声が聞こえてきたりするという。悲惨な死をとげた者達が、何らかのかたちでその無念さを訴えているのであろう。

おせんころがしの石碑。
奥の崖を見れば、断崖絶壁であるのは何となく感じられるだろうか。

水平線が何となく丸みを帯びており、地球が球体であるのが実感できる。
それにしても強烈な落差だ。