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【小机城址市民の森】心霊スポット概略

・心霊スポット名:小机城址市民の森-こづくえじょうししみんのもり
・住所:神奈川県横浜市港北区小机
・ジャンル:史跡・城跡
・説明:

小机城と聞いて、戦国時代が好みの私としては、つい後北条氏の城と認識してしまう。
もっともその認識は、決して間違いではない。この地域が北条氏の勢力下になると、廃城となっていた小机城を修復し北条氏の城となったのである。

上記に「廃城となっていた」とある様に、小机城は一度廃城となった歴史がある。その辺りの事情は、現地の案内板を参照すると分かりやすいので、以下に引用させて頂く。


 その後、山内上杉家の家臣長尾景春が、家督争いに端を発して反乱を起こした時、景春に味方した矢野兵庫助らが城にたてこもり、北方の亀之甲山(現在の日破町亀ノ子橋付近)に帯陣した上杉方の太田道灌の率いる軍と戦いました。
 城は文明10年(1489)に攻め落とされ、上杉氏もやがて北条早雲に追われ、小田原北条の領地となり、40年間廃城となっていました。


以上、小机城址市民の森案内板「小机城について」より抜粋


上記の通り、40年間の廃城の後、北条の城となり、やがて来る1590年の豊臣軍の小田原攻めにより北条は滅亡。小机城は無傷のまま落城の運命を辿るのである。

その様な事から、現地の血生臭い霊的な噂の根源は、一度目の落城の際の戦死者の可能性が高いと思われる。もっとも、勿論それが全てではないのだが、もし小机城の霊に関し、こだわって調べようとするならば、文明10年の落城の歴史を調べてみると良いと思う。

しかし、そんな血生臭い云々以前に、現在の小机城址市民の森は、実に長閑で平和な空間が広がっている。
そんな小机城址市民の森の何よりの見所は、空堀に群生する竹と、そこに伸びる遊歩道だろう。見事なまでに竹が生い茂り、独特の素晴らしい空間が演出されている。

もっとも、これは昼間における小机城址の印象であり、夜間はやはり不気味な空間へと変貌するのだろう。深夜に肝試しに訪れる若者も多いらしく、随所に「深夜は静かに!」といった注意書きが見られる。周辺には民家も非常に多いので、近隣に対する配慮は最優先すべき事であるのは言うまでもない事である。

心霊スポット地図

心霊スポット動画




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心霊スポット【小机城址市民の森】現地写真

心霊スポット:小机城址市民の森

小机城址内、二の丸付近の写真。
案内板が随所にあるので何かと重宝する。
しかし、同じ案内板が幾つもあるので(いわゆるダブり)しつこくも感じてしまう。

心霊スポット:小机城址市民の森

本丸へ続く道。
両サイドは空堀となっている。

心霊スポット:小机城址市民の森

本丸にある石碑。
紛れもなく小机城跡といったところか。
本丸および先の二の丸共に広場となっている。

心霊スポット:小机城址市民の森

こういった場所に訪れた際には必ず参考にしたい案内板。
私も大いに参考にしている。

心霊スポット:小机城址市民の森

二の丸から井楼跡(いろうあと)を介し本丸へ続く道。
奥の土塁を越えた先に本丸がある。
右に下りていけば竹の生い茂る空堀の歩道だ。

心霊スポット:小机城址市民の森

これがその空堀歩道だ。
個人的な感想だが、実に良い雰囲気で好きである。
小机城址に訪れた際に楽しみにしている空間だ。

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