【善波隧道】心霊スポット概略
・心霊スポット名:善波隧道-ぜんばずいどう
・住所:神奈川県秦野市名古木〜伊勢原市善波
・ジャンル:トンネル・準一
・説明:
神奈川県秦野〜伊勢原に「善波峠」があり、国道が峠を突きぬくように善波トンネルは存在する。主に現在使われているのが新しいトンネルで、トンネル手前より脇道に入ると、旧道とともに旧善波トンネルが姿を見せる。
“旧”ではあるのだが、このトンネルは現在でも使われている現役のトンネルだ。よって車での通過も特に問題はない。しかし決して広いトンネルではないので、そういった意味での注意は必要だ。
このトンネルでは、色々と奇妙な現象が起きているそうだ。例えば「霊が手招きをして事故を誘う」といったものなのだが、これはとある出来事に端を発しているらしい。とある少年が事故を起こし、この付近で亡くなられた。亡くなられた方の名前は「準一」であった。この準一が亡くなってから幾日が過ぎ、現地にはこのような看板が建てられた。
「もう死なないで準一」
その筋では非常に有名といえる、今はなきあの看板である。これ以降、様々な噂話が持ち上がることになる。いくつか例を下に挙げておく。
・ケース1
子供が遊んでいる時に車に撥ねられて死亡。以降、子供の霊が飛び出す、交通事故が多発といった噂が流れる。例の看板「もう死なないで〜」を設置後、事故がなくなる。
・ケース2
国道246を横断しようとした少年が死亡。以後、付近を通る車の前に飛び出すようになる。見かねた遺族が事故現場に「もう死なないで〜」という看板を出したところ、現象が収まる。
・ケース3
現地での準一死亡事故後、例の看板を目撃した人々の間で「このあたりに子供の幽霊が現れる」という噂が流れる。奇妙なことに、誰が確認したわけでもないのだろうが、子供の霊の名前が「準一」であるとの噂がたつ。以降、子供の幽霊が、同じ「準一」という名前のドライバーを事故に遭わせようとする。
・ケース4
例の事故以降、付近を走行するドライバーが子供を車で轢いてしまうも、確認しても轢いたはずの子供は見当たらないという出来事が起きる。どうやら、おそらく、自分が轢かれて死んだ事に気付かず、幾度も車に撥ねられるのだろうとの噂となった。その事例を知った両親が、死んだことを伝えるために建てたのが、例の看板である。
心霊スポット【善波隧道】現地写真
善波隧道伊勢原側の坑口。
昭和初期に作られたトンネルだ。
秦野側から差し込む太陽の光が妙に美しい。
内部は比較的狭い。
車がすれ違うのは難しい気がする。
数年前に某海外TV局からの依頼で、現地にて善波トンネルの証言をした際の写真。
手前が撮影スタッフで、私が撮影されている。
設定は「心霊スポットを訪れる男性」といった感じだ。