【笛吹峠】心霊スポット概略
・心霊スポット名:笛吹峠-ふえふきとうげ
・住所:埼玉県比企郡嵐山町〜鳩山町
・ジャンル:自殺
・説明:
この地では、以前に自殺者が多く出たらしく、その関係からか、その類の霊が出現すると噂されているそうだ。
また、現地を取材してみると、歴史的にも色々と起きていた様で、その関連も関係しているのかと想像してしまう。
その現地の歴史を知る上で、ちょうど良いのが現地の解説板だ。
以下に解説版の文章を引用させて頂き掲載しておく。
笛吹峠は、嵐山町と鳩山村の境にある峠である。峠を起点として坂東十番の岩殿観音から同九番の慈光寺観音へ続く東西の道は、巡礼街道と呼ばれ、この峠を南北に貫く道が旧鎌倉街道で、かつて、数多くの武士団等が行き来した所であった。
正平七年(一三五二年)閏二月、新田義貞の三男、義宗等が宗良親王を奉じて、武蔵野小手指が原で足利尊氏と戦ったが、最終的に結末がついたのがこの峠の地であった。新田義宗等は越後に落ちて行き、足利尊氏はこれ以降関東を完全に制圧していった。
「笛吹峠」の名称については、この敗退の陣営で、折からの月明りに宗良親王が笛を吹かれたことから命名されたという伝承がある。
なお、この付近は、遠く奈良時代に窯業の中心として栄え、武蔵国分寺瓦の大部分がこの付近で焼かれ、その古窯跡が虫草山をはじめ須江・大橋・泉井などの山間部に多くみられる。
笛吹峠からは、はるか北方に上州の山々、西方に秩父連山、南方に広い関東平野が遠望され、風光明媚な歴史の地である。
埼玉県
心霊スポット【笛吹峠】現地写真
観光客が訪れるための簡素な設備と案内板が設置されている。
この解説版から引用させて頂いたのが上の文章だ。
周囲は鬱蒼とした森で、この時は明るい時間帯であるにも関わらず、人気は全くなかった。
簡素なベンチ等が設けられており、車で立ち寄って一息つく…的に訪れるのが良さそうな場所だと感じた。
しかし深夜になれば光源が殆どないので、恐怖度は相当なものだろう。
私は単独で出向くのが殆どなので、上の看板を見た時には悩んでしまった。
人の姿は全くなかったが、野犬の姿は見られた。
結構緊張した空気が、犬との間に流れた様な気がした。
東京ではまず見られない野犬も、ちょっと郊外に出ただけで出くわすものだと知った瞬間だった。
埼玉県は、問題意識をもって対応すべきだと思う。