【天城隧道】心霊スポット概略
・心霊スポット名：天城隧道-あまぎずいどう
・住所：静岡県伊豆市湯ケ島〜賀茂郡河津町
・ジャンル：トンネル
・説明：
天城湯ヶ島町から国道４１４号線を南に進むと、浄蓮の滝〜道の駅天城越えと続く。
そこから更に南下すると案内版とともに新道・旧道の分岐があり、旧道方面に入り２ｋｍほど進むとトンネルが姿を現す。
そこが小説「伊豆の踊り子」で有名であり心霊スポットとしても多く噂される「天城隧道」である。
全長約４４５ｍと石造りのトンネルとしては日本最長を誇るこのトンネルが完成したのは明治３８年。
１３年の工期を費やし完成を向かえた、地元の住民にとって悲願のトンネルであった。歴史あるこのトンネルは、心霊スポットとしても地元の人たちを中心に古くから噂されている。
出現する霊体も多種多様で、武者・老婆・中年男性・若い女性などと様々でり、それぞれの霊がこのトンネルや天城峠で事故・自殺・他殺などで亡くなられた者と考えられている。
トンネルが建設された当時は、この距離を掘り抜くのも難を極めたであろう。建設に携わり犠牲となってしまった者が霊となり、内部の壁面にシミとなって現れるという。
また白い霧状の物体が、やがて女性の姿となり何かを訴えようとしている姿を目撃したという話も聞く。
長き月日が流れるうち、この地で終末を迎えた者たちが霊と姿を変え、今でもなおこの天城隧道を中心に彷徨っているのであろう。
心霊スポット【天城隧道】現地写真
天城隧道の北側坑口付近。
天城隧道の解説板と、その横には天城隧道が重要文化財であると誇らしげに記された石碑がある。
重要文化財という事は、訪れる上でキチンと認識しておくべき事だろう。
因みに現地は「旧天城トンネル」とも呼ばれている。
坑口を前にして。
この写真の左手付近には峠茶屋がある。
取材当時、そこには現地を紹介してくれる年配の方がいた。
もし現地に訪れた際には話を聞いてみると良いだろう。
内部の様子だ。
なかなか「ジメッ」としていて雰囲気はある。
ここが心霊スポットとして有名なのもうなずける。
全長も４５０ｍ弱と、歩いて進む分には結構長いので、一度入ってしまったら当分は雰囲気を嫌でも味わう事になるのだろう。
照明設備があるのが救いだろうか。
南側の坑口の写真。
タクシーで現地入りするご年輩の方々を見るたび、私も車で来れば良かったと後悔した。
車を旧道入口付近の駐車場に置いてきてしまったのである。
そこから歩くとなると、なかなかの距離であり、普段歩きなれていない人は、翌日の筋肉痛はほぼ確定だろう。
ただ、歩きの取材ならば、それはそれで現地をじっくりと観察できる。
雰囲気を感じたい人にとっては、大きなメリットだと言える。